現役の証券会社勤務のプロがお勧めする。
2019年2月決算:ママにお勧め! 絶対使える株主優待ランキングです。

株主優待制度とは

株主優待とは、企業が株主に対して送るものです。
株主優待の内容は、様々な物があり「自社の製品」や「金券(クオカード)」「優待食事券」があります。

この記事の執筆者について

今回、現役の証券会社勤務のプロに依頼して、
2019年2月決算対象の「ママにお勧め! 絶対使える株主優待ランキング」を作成してもらいました。

株主(かぶぬし)になるにはどうするの

株主になるには証券会社に口座を開く必要があります。
自宅から最寄りの証券会社でも構いませんし、簡単に開きたいならネット証券が容易です。

証券会社に口座を開き、入金をしてようやく企業の株に投資ができるようになります。

今回紹介する2月の株主優待については、権利付き最終日は25日、権利落ち日は26日になっています。
そのため、2月25日(月)までに購入(約定)する必要があります。

ママにお勧め株主優待ランキングの選定基準

このランキングでは次の選定基準でお勧めを選んでもらいました。

投資価格が30万円以下である
高額だと気軽に投資できません。
ある程度、投資が可能だと思われる金額(30万円以下)にしてあります。

長期保有を目的にできること
基本的に長期で保有することができる企業にします。
毎年の株主優待を貰うため、1度、保有したらほったらかしで問題ないと思われる企業にします。
(基本的に業績不振による連続赤字企業は選定対象外)

総合利回り(配当+株主優待)が2.5%以上であること
将来、株価があがるかどうかは誰もわかりません。
長期保有で安定的に利益を得るために、総合利回り(配当+株主優待)が2.5%以上を条件にします。

貰って嬉しい株主優待であること
クオカードなどは使い道に困りませんが、
貰った時にそれほどテンションが上がるとは思えません。
ママが貰って嬉しい事も重視しています。

ママにお勧め株主優待ランキング

最新の投資金額(株価)はリンクより確認してください。
※1月24日現在の株価で計算しています。
投資金額は最低単位(株主優待を貰える最低の単位)としています。

第1位:ビックカメラ

1位:ビックカメラ【3048】
【投資金額】12.4万(100株から)
【事業内容】家電量販大手
【優待内容】お買物優待券(年間3,000~)
【総合利回り】4.02% (配当利回り1.61% + 優待利回り2.41%)
【業績】増益
【その他】長期保有株主様向け優待制度あり

業績も好調です。
家電量販店ですが、家電だけでなく玩具や消耗品、薬、お酒などもあります。
さらにコジマ・ソフマップの店舗でも利用可能です。
2年以上継続して長期保有をすれば、優待利回りは4.02%(8月末に2000円プラス)にもなり、総合利回りは5%を超えます。

特にビックカメラをお勧めする理由は、インターネット通販でも利用が可能なところです。
インターネット通販では、おむつや絵本もあります。そのため、家電でなくとも玩具や日用品を補充するのにも使えるため、「使い道がない!!」と悩む事がない素敵な優待です。

100株(最低単位)を家族全員で証券口座を開設して、家族分の保有をお勧めします。
また、近くにビックカメラがある場合は、ビックカメラの商品券が優待となっている日本BS放送【9414】もチェックをしてください。

第2位:吉野家ホールディングス

2位:吉野家ホールディングス【9861】
【投資金額】17.1万(100株から)
【事業内容】牛丼屋の老舗、国内2位
【優待内容】300円サービス券(3,000円)×2回(2月末・8月末)
【総合利回り】5.18%(配当利回り0.83%  + 優待利回り3.49%)
【業績】順調
【その他】グループ各社(はなまるうどん等)でも利用可能

牛丼屋の吉野家です。1枚300円×10枚が年2回(合計6,000円)の食事券です。
近くのフードコートに吉野家が使い勝手は非常に高いと思います。
また、はなまるうどんでも利用可能なため、小さいお子さんのいる家庭でも便利だと思います。
業績も問題なく長く持つことをお勧めします。

第3位:イオン

3位:イオン【8267】
【投資金額】21.5万
【事業内容】国内流通2強の一角、総合スーパー(GMS)中心
【優待内容】株主優待カード(イオンオーナーズカード)特典
【総合利回り】?%(配当利回り1.39%  + 優待利回り:測定不能)
【業績】順調
【その他】イオングループでの利用額の3%~をキャッシュバック

全国でも店舗を見つけられると思います。
半期100万円までのお買上金額に対応し保有株に応じた返金率でキャッシュバック(3%~)です。優待利回りはお買上金額に対応したキャッシュバックのため測定できませんが、
半年間で100万円も使えば優待利回りは10%を超えます。

他にもイオンシネマの割引やイオンラウンジの利用など、色々と使い道があります。
普段からイオンやマックスバリューを利用する場合は、ぜひ保有したい銘柄です。

第4位:西松屋チェーン

4位:西松屋チェーン【7545】
【投資金額】8.9万(100株から)
【事業内容】ベビー・子供衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を全国展開
【優待内容】株主ご優待カード1000円(2月20日・8月20日)
【総合利回り】4.59%(配当利回り2.35%  + 優待利回り2.24%)
【業績】順調
【その他】長期保有優遇制度(3年以上継続)あり

店舗数も多いため、小さなお子様のいる家庭は、一度は訪れたことがあると思います。
安い子供服やベビー用品がたくさんあり、セール時はとても安く(ごくまれに39円の服などがある)なるため家庭にやさしいお店です。
小学生くらいまでのお子さんのいる家庭は保有しても良いと思います。
ただ、決算が2月20日のため、2月15日(金)までに約定をしてください。

第5位:アダストリア

5位:アダストリア【2685】
【投資金額】19.6万
【事業内容】カジュアル衣料店をSC内軸に展開
【優待内容】3,000円の商品引換券
【総合利回り】3.97%(配当利回り2.48%  + 優待利回り1.49%)
【業績】減益

全国的にも店舗が多いのと、「グローバルワーク」「ニコアンド」など多数の有名ブランドを展開しているので、使いやすく、かつ、好みのものが見つかると思います。
また、近くに店舗がなくてもWebでも利用可能なので、使い道に困ることがありません。
2018年2月決算は良くありませんでしたが、赤字ではないため、長期的に保有できると銘柄です。

まとめ

2019年2月決算では、小売業(スーパーや百貨店・専門店)の決算企業が多くあります。特に自宅の近くで利用する店舗の株主優待がないか検索をしてみてください。

検索は「○○(例:伊勢丹)店舗名 株主優待」で行うと、上場していれば間違いなく表示されると思いますので、参考にしてください。

百貨店などは駐車場の1時間サービスなど金額では表せないサービスがあったりしますので、ぜひ企業のホームページより詳細を確認してください。

積立アレキサンダー積立アレキサンダー

2月は小売業の決算が多くあるため、ぜひ皆さんも検索をしてみてください。
次回の3月は一番、決算企業が多いのですが、2月のビックカメラや吉野家はぜひ保有をお勧めするそうです。
実際に、執筆者はビックカメラ(家族全員)、吉野家、西松屋、イオンを保有しているそうです。

投資は自己責任です

株式等の金融商品は、
「損失が出たとしても、その損失を自ら負担しなければならない。」
という自己責任の原則があります。

この原則の適用する前提は、その投資商品に関する情報を収集・リスクを評価して、
納得した上で取引を行うことが前提となっています。

いくら世間で優良と言われている企業であっても、業績が悪化し倒産してしまうという可能性は否定できません。
今日は良くても、明日、その企業の不祥事が発覚するかもしれません。

そのため、今回の記事で損失を出しても誰も面倒を見てくれないのです。

株は自己責任で、楽しくできる範囲で行ってください。