メットライフ生命のサニーガーデンEXは一時払終身保険と呼ばれています。
一時払終身保険とは、保険料を始めにまとめて支払うもので、保障は一生涯つづきます。
サニーガーデンEXでは支払った保険料は外貨で運用でき、子供や孫にお金を残すために活用できると宣伝されています。
サニーガーデンEXの評判はどうなのか、保険の内容を徹底分析しました。

サニーガーデンEXの特徴

サニーガーデンEXは、老後資金などまとまったお金を米ドルか豪ドルで運用できる保険です。
サニーガーデンEXの特徴は以下のとおりです。

  • 契約時の保険料を一括支払い
  • 被保険者が亡くなったら死亡保険金を支払い
  • USドル、豪ドルの2種類から運用通貨を選べる
  • 契約日から10年未満に解約すると解約控除が発生する

契約時の保険料を一括支払い

サニーガーデンEXはあらかじめ保険料を支払って運用します。
支払う金額は最低でも3万USドルか3万豪ドルです。
はじめに300万円くらいは支払う必要がありますので、お金に余裕のある方のための保険といえます。

被保険者が亡くなったら死亡保険金を支払い

もしあなたがサニーガーデンEXで積立を行っていて亡くなったときは、積み立てていた分のお金が死亡保険金として遺族の方に支払われます。
誰が保険金を受取るかをあらかじめ決めておけば、大切な人のためにお金を残すこともできるようです。

USドル、豪ドルの2種類から運用通貨を選べる

円で定期預金にあずけるよりも、利回りのいい外貨で運用を行います。
注意してほしいのは、為替のリスクがありますので、運用で利益が出てもドルから円に交換するときに円高になっていたら、受取れるお金が減ってしまうことだってあるのです。
仕組みが複雑でややこしいので、加入するときは十分に注意してください。

契約日から10年未満に解約すると解約控除が発生する

途中で解約したいとなっても、運用から10年経っていなかったら解約控除という手数料が発生します。
1年目で解約してしまうと積み立てたお金の10%が取られてしまいますので、よく分からないまま加入してあとで後悔しないようにしてください。

サニーガーデンEXのプラン

運用の方法は定期支払いコース、目標設定付定期支払いコース、積立金増加コースの3つが選べます。
それぞれのプランについて詳しくみていきます。

定期支払いコース

始めにまとめて支払った保険料を外貨で運用し、増えた分だけ毎年お金が受取れるプランです。
運用収益は1年後から一生涯受取れます。

目標設定付定期支払いコース

契約時に資産をいくら増やすのか目標設定をして、目標金額に到達したら円建ての終身保険に移行します。
目標を達成するかの判定は契約してから3年目以降になります。
毎年お金も受取りたいし、将来のために資産運用をしたい人におすすめのようです。

積立金増加コース

お金をコツコツ積み立てていって、将来の死亡保障で受取れる金額を増やしていけるタイプです。
積み立てたお金は他のプランのように毎年は受取れませんので、積立を重視したい人向けのプランです。

以上がサニーガーデンEXの大まかなプランですが、はっきりいうと私たち消費者にとっていい保険ではないです。
契約内容が複雑で分かりにくく、公式ページに書いてあることやパンフレットを読み込んでもよくわからない部分もあります。
為替などのリスクがあって損をする可能性もあるので注意が必要ですし、その割に手数料はしっかりとられています。
サニーガーデンEXを契約して一番得するのは、メットライフ生命だといえます。

サニーガーデンEXはおすすめしません

サニーガーデンEXを調べてみると、私たち消費者にとって確実なメリットがほとんどありません。
むしろ保険会社が利益をかせぐために作った保険だともいえます。
保険で積立をしたかったら、支払った分よりも多く戻ってくるものを選ぶべきですので、わざわざサニーガーデンEXを選ぶ理由はありません。
ちなみに契約内容が分かりにくい保険というのは消費者がよく分からないまま契約してくれますので、保険会社にとって販売しやすい都合のいい保険だといわれています。
保険で後悔しないためには、自分の目的に合うもの、自分で契約内容が把握できるものを選ぶようにしてください。

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