資産運用というとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、貯まったお金を投資信託に預けて運用している人は増えています。
銀行に預けても金利はほとんどつきませんし、学資保険も以前よりも貯蓄の魅力は薄れているためです。
主婦で忙しいから投資信託なんて面倒そうなことはしたくない?
それならあまり手がかからずに、初心者でも扱いやすい投資信託を選んではどうでしょうか。
無理なく資産運用ができる投資信託の選び方のポイントを紹介していきます。

投資信託にお金を預けるメリット

世の中には様々な金融商品がありますが、投資信託で貯金を運用するメリットは何でしょうか?
投資信託のメリットは大きく分けて3つあります。
それは少額から始められること、分散投資ができること、長期的な投資に向いているということです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

少額から始められる

会社の株式を買うことは、投資のプロでないとハードルが高いです。
1つの企業の株を買うなら100口とか1,000口とかまとめて買うのが普通で金額は数万〜数十万にもなります。
とても高い買い物ですし、もし企業の業績が悪くなって株価が下がったら損をしてしまうかもしれません。
これから業績が上がりそうな企業の株を買えればそれでいいのですが、私たちは投資のプロではないので、企業の情報を調べて投資をする時間の余裕なんてありませんね。
投資信託を買うメリットは5,000〜10,000円から始められることです。
なぜなら投資信託の場合は多くの人からお金を集めて、プロの投資家が代わりに投資を行ってくれますので1人で多くのお金を用意する必要がないのです。

分散投資ができる

投資信託だと多くの人から集めたお金を投資できますので、分散投資をすることができます。
分散投資というのは様々な金融商品に投資することでリスクを下げる方法です。
分散投資というと難しく聞こえますが、実は日常生活でも自然に行われていることなんです。
たとえば、共働きの家庭が増えているというのは分散投資と同じことです。
高度経済成長で働けば働くほど給料が伸びるとされていた頃は、妻が専業主婦になって夫をフルサポートした状態は、1つの会社の株式だけに投資している状態です。
しかし、現在は給料が必ずしも右肩上がりに増える保証はありません。
専業主婦でも夫の会社がいつ潰れるか分からないし、サポートしても給料が上がらないかもしれない。
それなら妻も働いたほうが万が一のときに安心だし、稼げるお金も増えるかもというのが分散投資の状態です。
共働きなら夫のことも自分のこともよく分かっているので、将来どのくらい稼げるかある程度見通しが立てられるかもしれませんが、株式市場は共働きよりも複雑で、先行きも不透明です。だから投資信託のように分散投資をするのは理に適っているのです。

長期的な投資に向いている

投資信託は長い年数運用していくことで、利益を生み出す可能性が高くなります。
景気は絶えず上がったり下がったりしますので、一時的に元本割れを起こすこともありますが、10年、20年、30年それ以上をコツコツ運用していけば「複利の力」によってお金が増えていくのです。
複利というのは資産を運用して利子がついて増えた分を、そのまま運用に回していくことで利子に利子がついてお金が増えていく方法です。
消費者金融でお金を借りると、始めは少額だと思っていたのに利子が雪だるま式に増えて、返済できなくなってしまったという話がありますが、これが複利の力です。
複利はお金を借りるときは注意しないといけませんが、投資信託で運用する、すなわちお金を貸す側に回ってうまく利用することで賢くお金を増やすことができるんです。

投資信託は正しく利用すれば老後資金などを作るのに役立ちますが、投資信託を選ぶこともとても大切です。
中には銀行が販売手数料を稼ぐメリットはあっても、利用者にあまりメリットのない商品も多くあるのが現状です。
投資信託で安心してお金を増やすために最低限押さえておくべきポイントをまとめました。

手数料、運用コストが安い

投資信託を買うときに必ず注意する必要があるのは購入時の手数料や運用コストです。
投資信託はリスクを押さえて運用できる合理的な方法だといっても、将来お金がどのくらい増えるのかはっきりとは分かりません。
しかし、手数料や運用コストは確実にかかるお金です。
たとえ100万円投資信託に預けていても、販売手数料が3%だとしたら97万円からスタートしなければいけません。
97万円を1年で100万円に戻すだけでも約3%のリターンが必要なんです。
運用コストについても同じで、年間5%のリターンを目指している投資信託でも、運用コストが2%かかっていたら、目標通り運用されても手元に残るのは3%で、もしリターンが3%を下回ったときは運用コストのせいで損をしてしまうんです。
このように投資信託で無駄な努力をしないためにも手数料へ抑える必要があります。

インデックスファンドに投資を行う

インデックスファンドというのは、ベンチマークと同じレベルのリターンを目指した投資信託です。
ベンチマークというのは日経平均株価やTOPIXなどの株価指数など、金融商品をまとめてみたときの平均値のことです。
つまり、インデックスファンドというのは「欲を出さずに平均点狙い」の投資方法なんです。
インデックスファンドで運用するメリットはというと、運用の手間がかからないということです。
過去のデータだとインデックスに合せて投資をしていくと、長い目で見ると高い確率で収益があがるとされているのです。

バランス型のファンドを利用する

インデックスファンドといっても様々です。
株式で運用しているものもあれば、外貨や国債で運用しているものもあります。
インデックスファンドだとリスクが分散されて安心と思っていても、中身が株式ばかりだとリーマンショックが起きたりして景気が悪くなると大きく損をするリスクが大きくなります。
個人で資産を運用している人の中には自分で様々な種類のインデックスファンドに分散投資して、自分にあったリスクに調整するリバランスを行っています。
リバランスは慣れてくると年に数回で済みますが、全く投資の経験がないし、難しい勉強もしたくないならバランス型の投資信託を選ぶ方法もあります。
バランス型だとプロがリバランスを行ってくれますので、自分で運用する手間がなくなり仕事や家事、育児に忙しい主婦でも少ない労力で運用することができます。

投資信託は賢く運用すれば、老後資金を蓄えるなど将来の不安を取り除くことのできる運用方法です。
投資信託は銀行の預金に比べるとお金は増えますが、元本割れのリスクもあります。
あなたが将来貯めたい金額、どのくらいのリスクに耐えられるかなどをよく検討した上で運用していってください。

保険選びはややこしいと思っていませんか?
ここでは保険を様々なカテゴリーに分類して、おすすめの選び方を分かりやすく解説しています。

生命保険を年代別に選ぶ

生命保険とは、死亡保障のついた保険のことです。
万が一のために備えたいという方のために、年代別におすすめの選び方を紹介しています。

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医療保険を年代別に選ぶ

医療保険はケガや病気に対する備えができます。
年齢によって気になる病気の種類は変わってきますので、年代ごとにおすすめの選び方を紹介しています。

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