医療保険に加入するときに喘息（ぜんそく）は告知すべき？

最近、様々なアレルギー症状に悩んでいる方が多くなりました。
その症状は、食べ物や花粉など様々です。室内にたまる汚れ、ハウスダストに悩んでいる方が、多くなっています。ハウスダストとは、チリやホコリの他に、ダニの死骸や糞、人の毛やフケも含まれます。
１ミリグラムのハウスダストの中に、ダニの死骸だけでも、数百匹から数千匹のいると言われています。

喘息は、慢性的に気管支が炎症し、そこに、刺激となるものが付着し、咳が止まらない、ヒューヒューといった、喘息特有の音が肺から聞こえ、酸素を十分に体に送ることができない状態を言います。
中には、咳で痰を吐き出せず、窒息死に至ることもあります。

大人の場合、こう言ったアレルギー性の喘息以外に、なぜ発症したのかわからない人も多くいます。
咳が２週間以上続き、風邪の治りが悪いと、通院して、突然、喘息ですと医師から言われた人も人も。

咳は辛いですし、窒息死に至ると言われれば、誰しも、医療保険に加入し、万が一に備え、安心して治療したいですよね。
とはいえ、喘息ですと、医師がから言われた後に、医療保険の加入はできるのか、できる保険があれば、早く加入したいと思いますよね。
そこで、喘息を持った人が、医療保険に加入するには、どうすれば良いか、ご説明いたしましょう

加入には必ず「健康状態を正直に告知する義務がある」

数多くの保険の中から、どう言った保険に加入すれば良いか？
まずは「持病を持った方でも加入できる保険」を選択するのが良いでしょう。
それは、健康な方、向けの医療保険と比較して、現在の健康状態に関して、質問される項目が少ないからです。

保険に加入する際には、必ず、健康状態について、告知しなければならないと、保険法で義務付けられているからです。
仮に、告知せず加入できたとしても、告知義務違反として、保険金が支払われないだけではなく、契約解除となります。
そこで、持病を持った方でも加入できる保険の中から、選択するほうが良いのです。

保険の加入時期について

退院後、半年程度経過してから加入できるか？
加入できません。
持病を持っているからといって、即加入ではないのです。

よく、質問される点は２点。
１つは、持病に対して、医師から、３ヶ月以内に入院を勧められたことがないか、２点目は、２年以内に入院をしていないかという点です。
そこで、喘息で、１年以内に１日以上、入院した方は、体調を整え、２年以上経過してから、医療保険への加入が良いでしょう。

喘息の場合、他の病気と異なり判断が難しい点があります。
それは、夜間や朝方等、救急車で病院に行き、点滴や吸入など、半日以内の処置で退院した場合です。
こういったケースを、入院とみなすかどうかは、医療保険会社によって判断が異なります。
予め、質問した上で、どの医療保険会社と契約するか、検討するのが、賢い選び方と言えます

持病を持っても入れる保険のデメリットについて

とても、魅力的な保険ですが、デメリットが数点、これは、各会社によって、様々です。
幾つか例を挙げると、毎月の掛け金が高い、一定期間、入院した時に支払われる金額が低く設定されているなどです。
自分にとって、どの会社が良いのか、相談したいという気持ちになるでしょう。

こういった時は、エキナカやショッピングモールなどにある、各社の保険を取り扱っている窓口へ相談することをお勧めします。
お時間のある人は、複数の保険会社に、同じ質問をしてみるという方法もあります。
消去法で、加入したいと思う、保険会社を選ぶことができます。

申込が完了したら、すぐ保証開始になるのか

保証開始の事を「責任開始日」というのですが、これは、第1回目の毎月支払う保険金の入金が、保険会社で確認が取れてから、開始日を迎えます。
では、どのような支払い方法を選択すれば、保険会社で入金の確認が取れるのでしょうか？

最も早いのか、クレジットカードでの支払い、次に、保険会社が指定した口座への振込、最後に、今後、保険金が引落される口座からの引落の順です。
クレジットカード支払いの場合は、支払い後、カード会社の審査が通り次第、責任開始日となりますので、有効期限やカードの限度額範囲であれば、すぐに、責任開始日となります。
しかし、保険会社がクレジットカード払いに対応していない場合もあります。

次に、指定口座への直接入金ですが、土日祝日や年末年始、ゴールデンウィークなど、金融機関が休みの場合は翌営業日での支払いとなり、さらに、保険会社が入金確認が取れてから、責任開始日を迎えますので、少なくとも３〜５営業日、１週間程度かかると想定した方が良いでしょう。

最後に、口座からの引落ですが、別途、金融機関と保険会社間での、手続きがありますので、第１回目の支払までに１〜２か月かかります。

早く、責任開始日を迎えたい場合は、クレジットカード払いを選択するのが、得策です。