個人年金を掛けると、一番気になるものといえば、手取り額ですよね。
掛けることによる保険の利率や、個人年金を掛けている間の控除だけでなく、受取にかかる年金にも税金がかかります。
分かりやすく目安を作りましたので、参考にしてください。
個人年金保険を受取る際の税金の種類
①名称の説明
生命保険や個人年金保険の契約には、契約者・被保険者・保険金受取人の3者があります。
役割は以下のようになります。
契約者:保険を契約し、掛け金を払う人 解約ができる人
被保険者:保険を掛ける対象者。個人年金の場合、この人が例えば60歳になったときに年金が支払われる契約をします。
年金受取人:年金を受け取る人
個人年金の契約はおおよそ、この3者を夫婦どちらかで分担したりします。
もちろん契約者・夫、被保険者・夫、年金受取人・夫でも構いません。
②個人年金にかかる税金の種類
税金は大きく2種類あります。
保険の掛け金を支払う契約者と実際に個人年金を受け取る人が違うと、贈与税になります。
それぞれの場合を一覧にすると以下のようになります。
契約者 本人(例えば夫) 受取人 本人(夫) ・・・所得税
契約者 本人(夫) 受取人 配偶者(妻)・・・贈与税(毎年受ける場合は、2年目からは雑所得になります)
個人年金の掛け金と受取の税金について
所得税や贈与税は計算方法が複雑なため、おおよその目安を書きます。
計算方法は終身年金で計算しました。
①個人年金を毎月10,000円ずつ30年かけた場合
(1)掛金総額
10,000円×12ヶ月×30年=3,600,000円
掛金総額は3,600,000円
(2)受給総額
利率は1.1くらいとします。
(増額年金のみで増加年金は含めないとします)
3,600,000円×1.1=3,960,000円
受給総額は3,960,000円
(3)65歳から毎月受け取る金額
10年間個人年金を毎月受け取るとします。
3,960,000÷10年÷12ヶ月=33,000円
65歳から毎月受け取る個人年金額は33,000円
(4)税金
65歳といっても仕事をしているかもしれません。
給与所得があった場合や、それ以外の収入があった場合、基礎控除など計算しなければならないものが多いです。
それらを除いた場合の計算です。
所得税の場合
360,000円(加算額)÷10年÷12ヶ月=3,000円
3,000円×12ヶ月=36,000円(年間の課税所得)
396,000円毎年個人年金を受け取った場合の所得税は 1,800円
贈与税の場合
1年目の贈与税は、年間110万円までの贈与は贈与税がかかりません。
ですので、0円です。
2年目 396,000円-必要経費209,880円=186,120円
186,120×5%=9,306円
2年目以降、毎年個人年金を受け撮った場合の雑所得にかかる税は 9,306円
②個人年金を毎月15,000円ずつ30年かけた場合
(1)掛金総額
10,000円×12ヶ月×30年=5,400,000円
掛金総額は5,400,000円
(2)受給総額
利率は1.1くらいとします。
(増額年金のみで増加年金は含めないとします)
5,400,000円×1.1=5,940,000円
受給総額は5,940,000円
(3)65歳から毎月受け取る金額
10年間個人年金を毎月受け取るとします。
5,940,000円÷10年÷12ヶ月=49,500円
65歳から毎月受け取る個人年金額は49,500円
(4)税金
65歳といっても仕事をしているかもしれません。
給与所得があった場合や、それ以外の収入があった場合、基礎控除など計算しなければならないものが多いです。
それらを除いた場合の計算です。
所得税の場合
540,000円(加算額)÷10年÷12ヶ月=4,500円
4,500円×12ヶ月=54,000円(年間の課税所得)
594,000円毎年個人年金を受け取った場合の所得税は 2,700円
贈与税の場合
1年目の贈与税 年間110万円までの贈与は贈与税がかかりません。
ですので、0円です。
2年目 594,000円-必要経費314,820円=279,180円
279,180×5%=13,959円
2年目以降、毎年個人年金を受け撮った場合の雑所得にかかる税は 13,959円
まとめ
個人年金をかけるときに一番多い掛け金が、毎月10,000円~15,000円と言われています。
また今回は終身年金で計算しましたが、確定年金の場合はさらに、贈与税はかかりません。
目安として参考にしていただければ幸いです。
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