医療保険に加入するときに痔（じ）は告知すべき？

医療保険に加入するときには、告知義務があります。
告知義務では、噓の告知をしてはいけません。
正しく回答をします。医療保険によって、持病があると加入できなかったり、部位不担保になることもあります。

医療保険の告知義務

医療保険に加入する場合だけでなく、生命保険やがん保険などの保険に加入する場合に、保険に加入する被保険者の健康状態や病歴などをきちんと告知する義務があります。
保険会社は、その告知をもとにして保険契約を引き受けるかどうかを判断します。
告知は、申し込み時においての健康状態や過去の病歴を正確に告知します。

告知の方法は、医師の診断書の提出や健康診断の結果を提出、告知書に記入、保険会社の担当者との面談などがあります。
これは、保険会社や加入したい医療保険によって違ってきます。

もし、この時に嘘の告知をした場合、告知義務違反となってしまいます。
加入後に告知義務違反が見つかった場合、違反した内容で入院や手術をした時には保障が受けられません。
また、契約が解除されるなど、保険加入者にとって良いことはありません。

医療保険に加入するとき痔の告知は?

健康状態の告知の中で、告知すべきかどうか迷う事柄が出てくることがあります。
その中でも、痔があるために加入を迷っている方がいるのも事実です。
告知するのが恥ずかしいという理由もあります。

痔は、決して恥ずかしいことではありません。
きちんと告知をしている方もたくさんいます。
医療保険での加入には、痔であることを告知します。

現在はどのような状態であるか、今までの通院や治療の経過をはっきりと告知することで、加入できるかできないか保険会社で審査してもらうことになります。
痔で入院や手術の経験がある、通院中で薬を処方されているなど人によって違います。

痔で病院にかかったことがなく疑いの状態の場合もあります。
また手術をして、完治している場合もあります。
保険に加入する被保険者がどのような状態であるかは、しっかりと理解しておきます。

不安な時は加入前に正直に告知をして、事前申請をするという方法もあります。
加入できても条件が付いて、一定期間部位不担保になる場合もあれば、条件が付かないこともあります。
診断書の提出を求められることもあります。

加入できないときもあります。
例えば、痔で通院中のため告知義務で痔を告知している場合、加入して間もないころに入院や手術をした時は、痔に関しての保障を受けることができないことがあります。

これは、一定期間は部位不担保となるからです。
一定期間とは、加入できた場合は2から3年が多いようです。
一定期間を過ぎれば保障の対象になります。
痔を持っている方にも、きちんと保障を受けることができる医療保険を探すことが大切です。

医療保険の痔は告知しても加入するべきか?

痔があるから、医療保険に入れないとあきらめることはありません。
症状によっては条件が付かずに加入できたり、一定期間部位不担保で加入できることもあります。
医療保険の中には、告知が緩やかな医療保険があります。
病気を持っていても、一定の条件を満たせば加入できる医療保険のことです。

しかし、告知が緩やかな分、他の医療保険に比べると保険料が高い場合や保障が少ないことがあります。
加入するときには、しっかりと確認することが重要です。
もし、一定期間部位不担保になった時、加入をすべきかどうかはよく考えます。

一定期間は2から3年が多いこと、体の中で保障されない場所よりも保障される場所の方が多いこと、病気は痔だけではないこと、加入をためらっているうちに他の病気になり医療保険自体に加入できなくなるかもしれないことなどです。
医療保険に入りたいと考えているなら、痔であることをきちんと告知して加入することは大切なことです。