生命保険に加入する際に重要となってくるのが、告知書です。
保険会社の指定の告知書のほか、健康診断や人間ドックの結果を添付する場合もあります。
告知書には、自分の病歴や健康状態をありのままに記入しなければなりません。(告知義務)
しかし、短期の通院や軽いけがなど、自分でも通院したことを忘れていて、うっかり記入もれになってしまったケースもあるかもしれません。
保険の告知忘れに気がついたときの注意点と対処をまとめます。
告知義務違反が発覚したらどうなるの?
告知もれがあった場合、それが故意であっても、うっかり忘れていた場合でも、告知義務違反となります。
告知義務違反がばれるのは、保険金請求の時がほとんどです。
保険金支払いにあたり、保険会社は、加入者の過去の受診歴や病院のカルテなどを詳しく調べます。
そこで重大な告知義務違反が発覚した場合は、保険会社から一方的に契約を解除される可能性があります。
判断基準は保険会社によって異なりますが、保険金を請求した病気と、告知忘れをしていた病気に因果関係がないと認められた場合は保険金が支払われる場合もあります。
たとえば、胃潰瘍の通院歴を告知せずに契約していたが、乳がんの手術を受けた。というようなケースです。
保険会社もビジネスですから、加入者側に過失があれば、簡単には保険金を支払ってはくれません。
告知忘れに気づいたら、できるだけ早く保険会社に連絡しましょう。
告知書記入の注意点
告知書は、必ず書面に残さなければなりません。
保険会社の営業に口頭で伝えただけでは、告知にはなりませんので注意してください。
その際、重要となってくるのが「いつ」「どれくらいの期間」通院していたかです。
「30歳前後」というような曖昧な表現でなく、具体的な数字で記入します。
よくある質問例は以下のようなものです。
– 最近3か月以内に、 入院・手術(帝王切開・内視鏡手術・レーザー手術なども含む)・検査をすすめられたことがありますか?
– 過去5年以内に病気やけがで継続して7日以上の医師の診察・検査・投薬・治療を受けたことはありますか。
– 過去5年以内に病気やけがで手術を受けたことがありますか。
– 今までにがん・または上皮内癌と診断されたことがありますか。
– 過去2年以内に健康診断書・人間ドッグ・がん診断を受けて、要再検査・要精密検査・要治療を指摘されたことがありますか。
– 現在妊娠していますか(女性のみ)
風邪や歯科治療などは、保険会社によっては記入不要としている場合もありますが、自己判断はせずに営業担当者やカスタマーセンターに確認して記入するようにしましょう。
慢性疾患の定期検査や治療(生活習慣病、白内障、歯周病、不妊症、不眠症など)は告知もれになりやすい病気の代表例です。
告知忘れに気づいたら
告知忘れに気づいたら、保険会社にすみやかに連絡します。
追加告知といって新たな書面や診断書を提出することによって、故意に隠していたわけではないことが明確になるので、告知義務違反がばれて一方的に契約解除されるリスクが少なくなります。
告知内容によっては、現在の契約内容が見直され、部分的に保障の対象から外される「部位不担保」や保障の免責期間が変更になる場合もあります。
この条件によって保険を解約する場合は、過去に支払った保険料が戻ってくることも多いです。
前述したような保険金請求時に告知もれが発覚した場合には、悪質とみなされて保険料が戻ってこなかったり、今後の保険加入ができなくなったりするリスクがあります。
告知忘れに気づいた時点で、正直に追加告知をしておくのがいいでしょう。
まとめ
生命保険はもしものときの安心を得るための契約ですよね。
毎月の保険金は掛け捨てであっても、年間にするとけっこうな金額です。
せっかく支払った保険金が無駄にならないよう、保険会社とは信頼関係を保っておきたいものです。
そのためにも、嘘のない正しい内容の告知を心がけましょう。
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