生命保険の比較!基礎知識・種類を初心者にも分かりやすく解説
生命保険は、「人の命」を保障してくれる保険です。
万が一あなたの大切な人が亡くなって、一家の収入が途絶えてしまったときにお金を受け取ることができます。
生命保険とひとことで言っても、様々な種類があってわかりにくという方はいませんか?
専門書とかはあるけれど、難しくてわからない。
ここでは初めて保険を選ぶかたでも、内容がスッとわかるように、できるだけシンプルに生命保険について説明していきます。
生命保険のタイプは3種類
ごちゃごちゃしていて難しそうな生命保険ですが、大きくわけるとたったの3種類です。
・定期保険
・終身保険
・養老保険
保険の専門書などをみても、この分類が一般的です。
これは、「保障期間がどのくらいか」「返戻金はあるのか」の2つの基準で分類されます。
それぞれについて詳しく説明していきます。
定期保険
保障期間が決まっている保険です。
定期と名前がついているだけあって、保障期間が10年、20年などに設定されています。
基本的には保険料は「掛け捨て」ですので、支払った保険料は戻ってきません。
どんな人に向いている?
定期保険は
「絶対に収入がなくなったら困る!」
という期間がある方に最適の保険です。
保険はあまり必要だとは思っていないけど、子育て中に夫が亡くなったら大変!
という方は子育て期間中に定期保険に入っておくことがおすすめです。
定期保険のメリット
定期保険のメリットは、必要最低限の保障を低料金で受けられることです。
それは、保険料が掛け捨てだからです。
掛け捨てと聞くと損な気がする方もいるかもしれません。
けれど、掛け捨ての保険料は無駄がないので安く済みます。
また保障内容も
「子供が成人するまでの間に、主人に万が一のことがあれば1000万円」
などとシンプルでわかりやすくなります。
定期保険のデメリットは?
定期保険のデメリットはありません。
強いていうなら、掛け捨てが損した気分になるという方もいます。
しかし先ほど述べたように、掛け捨てのほうが保険料が安くなるメリットがありますので、デメリットというほどのものではないのです。
終身保険
終身保険は保障が一生涯続く保険です。
定期保険のように、途中で保障が終わってから新しく保険に入りなおすのは大変です。
なぜなら、年齢が上がると死亡するリスクが高くなるので保険料が高額になってしまいます。
そのため終身保険は、死ぬまで保障が続いてほしいという方のための保険といえます。
終身保険で支払った保険料は戻ってきます。
だたし、仕組みがややこしいので注意が必要です。
支払ったお金の何パーセントが戻ってくるかがあらかじめ決められていますので、事前に確認しておく必要があります。
どんな人に向いている?
終身保険は、一生涯の保障がほしい人に向いている保険です。
「保険に入っていない期間があるのは心配」
「老後も万が一の保障がある保険がいい」
という方におすすめです。
高齢になってから入れる保険は限られています。
終身保険に入るなら、若いうちから入っておくことで支払う保険料も安く済みます。
終身保険のメリット
終身保険のメリットは、老後が安心して過ごせることです。
保険料を前払いして、定年までに払い終わってしまえば、以後は保険料を払わずに保障を受け続けることができます。
また、老後資金がほしくなったときには解約して返戻金(へんれいきん)を受け取ることも可能です。
お金が必要なとき、保障が必要なときと状況に合わせて、柔軟に対応できるのが終身保険のいいところです。
終身保険のデメリット
終身保険のデメリットは、途中でやめると損をすることです。
保険には、「いつ解約したら、戻ってくるのはいくら」と金額があらかじめ決まっています。
一般に、死亡保険を解約して、支払った額よりも多く受け取れるのは、60歳を超えたあたりです。
つまり、定年になるまでに家計が苦しくなって保険を解約しないといけなくなった。
という場合は、支払った金額よりも少ないお金しか戻ってきません。
保障もなくなりますし、良くないことずくめです。
なので、保険を選ぶときに、「保険料を無理なく払い続けられるか」「保険料が更新されたときに高くなりぎないか」に気をつけるようにしてください。
養老保険
養老保険とは、いわゆる年金のことです。
働いている人は、国からも年金を受け取ることができますが、それとは別に自分でお金を積み立てていきます。
積立てたお金を数年間に分けて受け取るなど、自分で支払い方法を設定できます。
満期まで保険料を積み立てると、支払った分に利子がついて戻ってきます。
ただし、途中で解約すると戻ってくるお金が少なくなります。
どんな人に向いている?
養老保険に向いている人は、老後資金を蓄えたい人です。
国の年金だけだと生活していけないので、別にお金を貯蓄することは誰でも必要です。
少しでもお金をよけておいて、老後生活の足しにするのが養老保険の役割といえます。
養老保険のメリット
養老保険のメリットは、確実にお金が増やせることです。
満期まで保険料を積み立てさえすれば、あらかじめ受け取る金額は決まってます。
お金を増やす手段としては、他にもありますが、
「お金は増やしたいけど、損もしたくない」
という方におすすめです。
養老保険のデメリット
デメリットは、途中解約すると損することです。
これは、終身保険のときも同じことを言いましたが、貯蓄性のある保険商品全般にいえます。
老後資金を全部保険でまかなおうとすると、かなりの金額の保険料を支払わなければいけなくなります。
そうすると、将来支払いが苦しくなって保険を解約してしまった。
なんて事態にもなりますので、あくまで無理のない範囲で保険に入るようにしてください。
まとめ
定期保険、終身保険、養老保険の3つの特徴を以下の表にまとめてみました。
定期 | 終身 | 養老 | |
---|---|---|---|
掛け捨て | ◯ | △ | × |
貯蓄性 | × | △ | ◯ |
保険料の安さ | ◯ | △ | × |
以上のような仕組みを理解して、自分にあった保険を選ぶといいですね。
生命保険の選び方
生命保険を選ぶときには、必要保障額を決めます。
必要保障額とは、保険でカバーする金額のことです。
どのくらいが適切か、年代ごとに生命保険の選び方を紹介していきます。
20代におすすめの生命保険の選び方
30代におすすめの生命保険の選び方
40代におすすめの生命保険の選び方
生命保険の告知
生命保険に加入する際には、告知をする必要があります。
健康な方で、全く病院にかかったこともない方は問題ありません。
ただし、年齢が上がるにつれ持病があったり、健康に不安を抱える方もいるはずです。
告知義務違反で保険金が受け取れないかも、と心配なら、事前に保険の専門家に相談してみることが大切です。
生命保険に加入するときに不妊治療の告知義務はある?
生命保険に加入するときに中絶の告知はすべき?
生命保険に加入するときに精神疾患の告知義務はあるの?
生命保険の告知忘れをした場合どうすればいいの?
生命保険の相談
生命保険の相談は、保険ショップかFP(ファイナンシャルプランナー)の無料相談が人気です。
複数の保険会社の商品を取り揃えているため、比較がしやすいからです。
また、専門家がその場で質問に答えてくれるので、自分で調べるよりも理解しやすいです。
それでは、保険相談を利用はいつごろがいいのでしょうか?
加入、見積もり、見直し、解約で保険相談のタイミングを解説していきます。
生命保険に加入するタイミングと保険料の見積もりの方法!
生命保険の賢い見積もり方法は?
生命保険を見直したい!保険料の見積もり相談をするおすすめの方法は?
生命保険を解約したい!スムーズに保険を解約するためにすべきこと
生命保険のレビュー
生命保険といっても、保険商品によって内容は変わってきます。
同じ保障でも、保険会社によって保険料が違うことがあります。
そのため、保険の評判をよく調べ、比較してみることが大切です。
以下では、人気の生命保険の評判を独自の視点から徹底検証してみました。
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